主婦が派遣という働き方を選ぶメリット・デメリット

一時期、ずーっと派遣スタッフと一緒に仕事してた私が感じた話をします。

一緒に仕事をしてた派遣社員のママさん達、派遣会社の担当者から聞いた事、良かった事、トラブルが起きた時のドロドロしたやりとりなども含め書いていきたいと思います。

 

主婦が派遣をするメリット

主婦にとっての派遣のメリット

短期の仕事、自分に合った仕事が見つかりやすい

  • 旦那さんが転勤族で 長期の仕事につけない。
  • 夏休み、冬休みなどフルに休みたい。
  • すぐ出産予定だけど働きたい。
  • 飽きっぽい性格なので短期で働きたい、気が向いた時だけ働きたい
  • どう頑張っても どこにも採用されない

などの諸事情がある方には 自分の要望に合った仕事を次々に紹介してもらえる派遣はおすすめです。

 

モフジマの体験談

面接担当者モフジマ モフ嶋
「初日から つわりで欠勤ってどういう事ですか?
派遣会社担当者 派遣会社担当
「いや~、大丈夫かなぁ~と思ったんですが大丈夫じゃなかったですね、ははは」

うちの会社としては怒りの頂点な出来事ですが、こういう感じで なんとか無理矢理に入社させてくれる精神は仕事を探している人にとっては頼もしいのではないでしょうか。

 

大手企業のオシャレなオフィスで働きやすい

パートやアルバイトでも、大手オフィスでの仕事はありますけどね。

「とにかく大手企業!」「綺麗なオフィス!」って方には 入社の為の一つの道として価値はあります。大手が大量募集って案件は しょっちゅうありますから。

※ 女性は男性よりも仕事選びにおける「建物」の重要性が高い

 

見るからにダメダメで就職できない人でも 派遣会社の力で ねじ込んでもらえる事がある。

派遣会社の担当者だって、なるべく良い人材を企業に紹介して心安らかな日々を送りたいでしょうが、人手不足の昨今、そうはいきません。

1人は優秀な人、もう1人は・・・な人の組み合わせで 推してきたりします。

 

モフジマの体験談

面接担当者モフジマ モフ嶋
「Aさん、5分で終わる宛名書き作業に2時間かかってるんですけど・・・」
派遣会社担当者 派遣会社担当
「そのぶん、一緒に紹介したBさんは優秀でしょー。足して2で割るって事で許してください」

↑ 宛名を三つ写すだけの作業に2時間以上かかるという想像を絶する人材にクレームを入れた時の実際の会話です。

通常はクビという場面も、土俵際で担当者が粘ってくれたりします。

 

という感じで派遣会社の担当が万事にフォローしてくれる

私が最も信頼してた派遣の担当者は、おいおい・・・と思う子も真摯に面倒をみていました。派遣社員の人達からも評判が良かったようです。(私も ちょっと尊敬してました)

ただ、担当者は当たりはずれが凄く大きい。この人とは合わないと思ったら さっさと別な派遣会社で仕事した方が良いようです。

 

以下は、私が聞いた派遣会社担当からの愚痴です。

  • 今日から働くって日に無断で来ない(3人紹介予定だったのに3人来なかった時は殺してやろうかと思ったそうで)
  • 働き始めて数日で休み連発(いつもの事)
  • 契約期間中に失踪(いつもの事)

よほど心が強い人間じゃないと 荒んでしまうのは しかたないのかなと、傍で見てて思います。

 

モフジマの体験談

面接担当者モフジマ モフ嶋
「絶対休むな!っていうのは言い過ぎじゃないですか?体調がホントに悪い時もありますし」
派遣会社担当者 派遣会社担当
「休むなといっても休むんです。厳しめにしておかないと大変な事になりますよ」

はい、仰るとおり大変な目に合いました・・・

というか、ちゃんとした人を紹介してくださいよ。なんで私が悪い事に・・・

 

 

主婦が派遣をするデメリット

主婦にとっての派遣のデメリット

「子供が熱を出したんで休みます」など急な休みは難しい

派遣は企業側にとって、そもそも長期的に育てていこうという種類の労働力ではないので、そこまでフォローする理由がない。

うちの会社は「子供の事で急な休みOK!」を武器に人を集めている会社ですが、派遣会社に頼む時は「他のお母様方をフォローする役割もあるので休まない方をお願いします」と注文してました。

※ すんません

 

キャリアとして認められにくい

色々な職場、仕事を経験出来る!といえば聞こえがいいですが、採用側から見ると、職を転々としていただけに見えてしまいます。

私も以下の記事で感じの悪い話を書いてます。

元派遣社員ってマイナス評価?

 

年をとるほど、仕事が減る

正社員でもパートでも同じことですが、派遣はさらに顕著。ずっと派遣で生活していこうという人生設計はオススメできません。

先述の「キャリアとして認められにくい」という点と合わせると、どこかのタイミングで脱派遣しないと老後が辛い。

 

次の仕事まで空白期間が出来て収入減もある

派遣会社も人手不足のようで、よほどの人以外は 在職中から次の仕事のオファーが来るようですが、そうでない方は・・・

 

人間関係

差別的な扱いを受けやすく、孤立しやすい。

「派遣の品格」というTVドラマは 娯楽作品なので大仰に書かれているが、似たようなエピソードは普通に起こりうる。

  • 名前ではなく「派遣さん」と呼ばれる。何の恨みもない初対面相手に非礼を働く人間はクズだと思う
  • 時給が高いという理由で絡まれる。
  • 直接雇用されない不幸な人間という扱いで哀れまれる、蔑まれる

 

モフジマの体験談

面接担当者モフジマ モフ嶋
「この資料、ニャーロス部長にFAXしてもらえますか」
ブラックな求職者 社内スタッフ
「そんなの派遣の人にやらせてくださいよ!私、忙しいんですから!」

↑ 言い訳じゃないですが、この人はもう会社にいません。何度も厳しめに注意してたら辞めました。こういった選民思想の人は治りませんね。

採用してしまったのは私なんでお恥ずかしい限りですが・・・

 

住宅ローンが組めない

綺麗ごとをいう人は多いが、結局はこういう扱い・・・

 

 

派遣もパートも正社員も同じな点

主婦にとっての派遣もパートも関係ない事柄

給料が良い

交通費が出ない場合が多いですし、通勤時間が微妙なところを紹介されたりすると一概に給料が高いとは言い難い。

別に派遣でなくとも 短期アルバイトは時給が割高なものである。

 

雇用保険、健康保険、厚生年金にちゃんと入れる。

別に派遣特有のメリットではない。

パートでも 法で定められた基準を満たしている場合は保険に加入させる義務がありますし、希望者には積極的に加入させている企業も珍しくない。

会社側が入れたくないと思った時には条件を満たさせないようにするだけ、というのも雇用形態無関係に同じ。

 

ボーナスが出ない

派遣でなくとも、出ない会社は出ない。

 

勤務時間が選べる・残業がない

これも同じ。この程度ぐらい主婦に配慮した会社はいくらでもある。

 

 

まとめ

派遣とは 「労働力を必要とする側」と「提供する側」の希望をマッチングして価値を生み出すのが本質のサービス。

例えば、繁忙期だけの労働力が欲しい企業と その時、たまたま短期の仕事を探している人を繋いでwin-winの関係を築く事に意義があります。

  • 旦那さんが転勤族で 長期の仕事につけない。
  • 夏休み、冬休みなどフルに休みたい。
  • すぐ出産予定だけど働きたい。
  • 飽きっぽい性格なので短期で働きたい、気が向いた時だけ働きたい
  • どう頑張っても どこにも採用されない

繰り返しになりますが上記にような理由で なかなか仕事を見つけられない事情のある方、気軽に転々と仕事をするのが楽しい方に派遣はおすすめです。

逆に 自分で自分の希望が叶う会社を探せる人は直接雇用の会社で働いた方が得ですね。