パート志望動機top

別に その会社を選ぶ大した理由なんてないし 書く事がない。だから悩むパートの履歴書の志望動機欄

もくじ

パートの志望動機の書き方・目次

 

ワンパターンの志望動機にはウンザリ。

私達 面接担当は日々、嘘と美辞麗句に囲まれて生きてます。

嘘くさいパート主婦の志望動機1

嘘くさいパート主婦の志望動機2

こういう嘘くさい志望動機は聞き流す習慣がついてます。あ~あ、早く終わらないかな~というのが本音。

 

面接担当者モフジマ 面接担当
「ZZZ・・・・・」
夢見がちな主婦 天然主婦
「じゃー、正直に言いますよ」

 

 

 

パートの志望動機・楽そうだから!

 

面接担当者モフジマ 面接担当
不採用!
夢見がちな主婦 天然主婦
「そんな理不尽な!」

 

 

ダメな志望動機の例

世の中に出回っているマニュアルを丸写し

世の中に出回っている志望動機が何故ダメなのか?

それは 出回っているからです。最近は、ほんとにこういう人が多いです。毎日のように 同じような志望動機を目にしている面接官は「あー、はいはい」としか思いませんし、ひどい場合は読み飛ばします。

 

例えば「事務職では 正確でスピーディーな仕事を目指し云々かんぬん」

別にこれ自体が悪いわけではないのですが、なにせ しょっちゅう見るので「あー、はいはい」となります。また、実際に採用してみて「この人、マジでスピーディー!」と思った経験もありません。

 

新卒の学生向け志望動機を流用

多くの会社の中から自分の希望に合った会社を選んで応募する夢一杯な学生と、近場の生協に応募する主婦が同じテンションで仕事への情熱を語ってたら異常ですよ。

 

長ければ良いと思ってる

無駄に長いと眠くなるだけです。簡潔に書いてください。簡潔に書けるというのも能力です。特に応募者が多数の求人の場合、あまり興味が湧かない人の長文なんて全く読む気になりません。

 

誰が読んでも 絶対嘘だと分かるような内容

「〇〇のスキルを磨き、〇〇の道で生きていこうと思っています」

どう見ても、その場その場で それなりに生きてきた経歴の人が この手の志望動機を書くのは無理がありすぎます。人間、生死の際に追い込まれでもしない限り、そんなに大きく生き様が変わったりしませんから。

 

「以前から〇〇に興味がありました」

という人の経歴が、全くそれとは真逆のものだったらリアリティーがありません。

自分の経歴やキャラクターと相談しながら、あまり事実とかけ離れた嘘は書かないよう お勧めします。

 

書く事ないから 無理矢理作ったような内容

スーパーの面接で「いつも利用させて頂いてますので商品棚の位置なども把握しており、早い機会に戦力になれると思いました!」というような。

そんな理由で仕事を選ぶ人類がいますか?もうちょっと考えて真剣に仕事探そうよって思いませんか?そんな つまらない理由で来た人を雇うメリットってありますか?

こんな3日で覚えられるような事を志望動機で書く事自体が 貴方の評価を下げます。これなら白紙の方が まだマシです。

 

芝居がかった大仰すぎる志望動機

コンビニやカラオケのバイトで 長々とコンビニ愛やレジ打ちに対する情熱を語られても白けるだけです。

 

辞める前提で勉強したいという志望動機

  • 「将来、カフェを経営したいので勉強がしたい」
  • 「家業を継ぐ予定なので〇〇について学びたい」

これを言われると 雇いようがあまりない・・・・

だって、どーせ辞める人に仕事を教えるなんて会社の損害以外の何物でもないじゃないですか。

こういう制度が存在する職種もありますが、よほど応募者もしくは、後見人に信用がないと不可能。まあ、でもスパイみたいに入ってくる人よりも 人間としては好きですけどね。でも、うーむ・・・・

 

 

実際の志望動機の書き方

志望動機の具体的な書き方手順

身もふたもない事をいうと、パートの志望動機は余程バカな事を書かなければ そこで減点される事は少ないです。

みんなは どう書いてるんだろうと気になる方が多いと思いますが、実際、そんなに上手に書いてる人はいません。ほとんどがマニュアル丸写し、もしくは、率直で短い感じのもの。(後者の方が印象は良い)

 

履歴書の志望動機欄は、志望動機という口実で「仕事に対する意欲、取り組み姿勢」と「継続性」をアピールできるスペースと考えてください。

志望動機欄は それっぽい文字列で空白を埋める為のものではありません。

マニュアル通りの白々しい事を書くぐらいなら、短くても良いので採用確率を上げるものを書きましょう。

 

何故、意欲や姿勢が大事なのか?

例えば「パートなのに〇〇までさせられるのはおかしい」と本気で怒りだすオバチャンは多いです。

別にパートという雇用形態に どんな規範を付与しようが各人の勝手ですが、誰だって〇〇しない人より、〇〇する人を雇いたいに決まっています。

例えば「プライベートに仕事は一切持ち込みたくありません」という人は老若男女問わず多いです。もっと極端な人だと「今、休憩時間ですから仕事の事で話しかけないでください」とキレるオバチャンもいます。

別に人それぞれ 好きに歌ってれば良いと思いますが、会社としては この種の人達よりも 空いた時間に自主的に勉強やスキルアップに励むようなヤル気がある人を雇いたいに決まっています。

 

ここ重要!

「頑張ります!」「やる気あります!」という言葉は何の意味も持ちません。面接する側は「頑張る」という言葉ではなく、「頑張る」裏付けが欲しいのです。

裏付けとは 例えば「手芸が好きなんです」という言葉ではなく、「手芸部に6年間在籍していました」というホントに好きだったら取るであろう過去の行動の事です。

直接、「私は〇〇が好きです!」と書くのではなく、「〇〇が好きだから××していました、××が出来ます」と書くように意識してみてください。

※ 面接に限った話ではありませんが、いい加減な人間ほど調子よく「頑張ります!」「やる気あります!」と連呼する印象があります。自分の行ったことに責任を取る気がないから いくらでも言えるのです。

 

何故、継続性が重視されるのか?

いくら優秀でも すぐ辞めてしまうような人は何の役にも立ちません。

基本的には転職歴で予想を立てますが、志望動機も大事な指標です。

会社の条件が 自分の希望に合っている様をアピールするのが基本です。

希望が満たされるという事は 辞めにくいという事 だからです。よって「自宅から近い」という志望動機は非常に有効なアピールとなります。

逆に その会社が叶えられそうにない事を志望動機に書いてしまうと減点要素となります。

 

 

パートの志望動機 テンプレート・例文と私の評価

赤文字は使い古された例。どうせ真に受ける面接官はいないので意味ありません。使うのであれば 大胆に違う言い回しにしてください。

「変な人でなければ誰でも良い」という求人で 立派すぎる志望動機は逆効果な時もあります。

 

〇〇が好き系

その仕事を好きと書くだけでは意味はありません

 

  • 【例文1】これまで人と接する仕事が好きで 接客業を中心に携わって参りました。
  • 【例文2】以前から〇〇に関心があり 機会があれば関わらせて頂きたいと考えておりました。
  • 【例文3】未経験の仕事ですが、自分自身の新しい可能性に挑戦してみたいと思い応募させて頂きました。
  • 【例文4】私は 高校、大学と手芸部に所属し、卒業後に就職したニャンバ㈱では、私の企画した商品がニャンバーヌ特別賞を頂きました。この度、御社の手編みニットの企画製造という求人を見て、再び手編みの世界に携わりたいという気持ちが強くなり応募させて頂きました。

 

「好き」という自己申告に対した意味はありません。ほとんどの人が、そういう風に書いてきますから。例えば、ウドン屋の面接に来る人は自称ウドン大好き人間ばかりです。

特に〇〇が好きな様子を示す経歴や知識、資格がなければ「あー、はいはい」です。

職種への一時的な憧れで来る人は すぐ辞めると考える人も多いですし、好きな仕事に就きながら転職を繰り返している経歴は、また転職するんじゃないの?という疑惑も呼びます。

ですので、この種類の志望動機は、ほんとにそれが好きで何かしらの努力や活動をしてきた人にのみオススメします。

 

夢見がちな主婦 適当な主婦
「私、カラオケが大好きなんです!だから前からカラオケ屋さんで働いてみたいと思ってました!」
面接担当者モフジマ モフジマ
(で、飽きたら消えるパターンかな)

 

〇〇に自信がある、これまで〇〇をやってきた経験とスキルを生かしたい系

任されていた仕事によっては評価があがります

 

  • 【例文1】これまでの〇〇経験を生かして御社に貢献したいと考えています。
  • 【例文2】地道にコツコツと作業するのが得意です。
  • 【例文3】前職の事務では、〇〇と××を任されていました。

「〇〇をしてました」だけでは、面接側にしてみれば「ああ、同じ業種で転職先探してるのね」程度のもの。

しかし、「〇〇を任されていました」というのは、ある程度の能力と責任感、信頼を裏付けます。

難しい仕事である必要はありません。責任感がない人や信頼していない人には任せずらい仕事はポイント高いです。

また、資格欄などを流し読みされた時などに備え、志望動機欄でも資格、経験を強調しておく事は意味のある事です。

 

私はすぐ辞めたりしませんよ~系

会社が自信の持ってる条件を書くと採用しやすい

 

  • 【例文1】家が近い
  • 【例文2】勤務時間、日時が希望に合う
  • 【例文3】育児中の主婦にやさしい勤務条件に魅力を感じました
  • 【例文4】HPを拝見させて頂き、明るく楽しそうな社風に魅力を感じました

「応募先の企業で貴方の希望が満たされる=退職しにくい」という論理のアピールです。自分がいかに その会社で満足できそうかを書いてください。

大事な事なので2度言いますが、その会社で実現が難しい希望を書いてしまうと「辞めちゃうかもにゃ~」となり減点対象になります。

 

働かねば死んでしまう系

もう後がない、生活かかってます感を出そう

 

  • 【例文1】長らく専業主婦をしていたのですが、夫の給与が減ってしまい私も働かざるを得ない状況になりました。長く安定して働ける職場を探していたところ御社の求人を拝見し応募させて頂きました。

当たり前といえば当たり前ですが、生活かかってる人は辞めづらいです。逆に 趣味で働いてるような人は少しのストレスにも耐えません。

 

面接官によって是非が分かれる系

君子、危ない志望動機に近寄らず

 

  • 【例文1】時給が高いので応募しました

有りという方も多いようですが、私はこういう志望動機の人は回避します。

何故なら、もっと割のよさそうな職場をみつけたら瞬時に消える可能性が高いから。最初から長期勤務を期待してない、教育期間が短くて済む職種、もしくは即戦力の場合はokでしょうけど、わざわざ 面接官によってリスクがある志望動機を選んで書く必要はないかと思います。

 

 

以上、面接官による面接官ウケするパートの志望動機の書き方でした。