パートの場合、ご近所さんが多いから余計に気を使う問題
近いという事は、次の転職先と経営者同士が知り合いだったり、そこで働くスタッフとは保育園や小学校、近所のスーパーなどで今後も関わっていく可能性が高いわけです。
なので「パートだから適当でいいや」ではなく「パートだからちゃんとしないと」という事情があり、けっこう気を使う方が多いみたいです。
とは言っても滅茶苦茶やる人も大勢いるわけで
パート、アルバイト、正社員の求人に限らず、初出社予定日に「やっぱ辞めます」と電話してくる人や、連絡なしで来ない人が時々います。面接担当の場合、自分で採用を決めているので自業自得であり辛さ倍増です。
ここでは、私たちが「こういう感じで辞退してくれると腹も立たないしダメージが少ないなぁー」というものを書いていきたいと思います。
断りの連絡は早めに
一番の大ダメージは、採用通知を受諾し、勤務開始日まで決まっている段階からの辞退です。企業側は求人を出すところから全てやり直しになります。
こういうリスクを防ぐために必要人数よりも多めに採用しておき試用期間で数を絞るという手法をやっている会社もありますが、私は ど~しても好きになれないのでやってません。なのでダメージ100%入ります。
↓ 企業側への総ダメージ内訳
- 求人コスト
- 面接コスト
- 選考コスト
↓ 他の応募者(早く辞退していれば採用になった人)への総ダメージ内訳
- 面接に要した時間、交通費など
- 求人探し直し(採用になるまでエンドレス)
逆に、選考が終わる前に連絡を頂けると、すみやかに他の方の選考に移れますので有難いです。
丁寧に、しかし簡潔に辞退の意志だけを伝える
理由は「言わない」もしくは「一身上の都合」が賢い
どのみち、どうやっても良くは思われないのです。時々、辞退の理由を聞かれる事がありますが正直に答えて得する事などありません。よかれと思って答えた事で恨みを買うリスクがあります。
特に採用活動が上手くいっておらず辞退されるケースが多い会社は理由を知りたがります。そしてピリピリしてる場合が多いです。立場は逆ですが、下記記事と事情もリスクも同じですね。
断りの理由なんて、基本的に悪口にしかならないのです。
特に祖父母ネタはやめて
採用辞退の場合だけに限らず様々な場面で、おじいちゃん、おばあちゃんの登場比率は高いです。例えば、前職の退職理由で、こんな人がいました。
本当かウソかが重要ではなく、使用者数が多いので、つい「あ~、はいはい」と思ってしまいます。また、エピソードが長いと相手の記憶に残りやすくなります。上は5~6年前の面接の時の話(とにかく手の込んだストーリーで長かった)ですが 未だに覚えてますから。
連絡方法
電話がベスト。繰り返しますが、手短に、丁寧に、しかし長くは語らずです。
採用担当に直接伝える必要はありません。いや、むしろ直接でない方がいいです。間接的な方がムカっとしにくいです。
断り方テンプレート、例文。
先日、パートの面接して頂いた〇〇と申します。
大変申し訳ありませんが、今回は辞退させていただきたく ご連絡を差し上げました。
ほんとうにすみません。それでは失礼します。
↑ よくある定型文なのですが、こういう嫌な話は事務的に早く終わらせた方がお互いの為なのです。「ほんとうにすみません」のところに少し感情を込めておいてください。
辞退の理由を聞かれた時は
「個人的な事で申し上げにくい内容なのです。すみません」
といって会話を切りましょう。ヘタに答えると長引きますし、それで印象悪くする可能性があります。
最後に定番の口実について
「他の会社に決まってしまいまして」という最も無難でポピュラーな理由がありますが、なにせ社内に近所の方が多いパートの場合、嘘つくとバレる場合があるんですよね。
まあ、別に企業側だって常日頃から誰かを不採用にしてるわけで、こんな事で怒る人もいませんけども。私の場合は、私はどうでもいいので、社内の雰囲気が悪くなるような辞退の仕方だけは止めて欲しいなーと願います。
以上、なるべく迷惑かけず、嫌われず、恨まれず辞退する方法でした。