私が学生時代に受けた屈辱
- 1時間かけて面接会場に行き、
- そこから3時間待たされて、
- 10人ごとに まとめて面接され、
- 一度も会話してもらう事なく、
- 不採用(何らの連絡もないパターン)
まだ根に持ってます。誘導係のオッサンが「もたもたしてないで早く並べ!」とワーワー騒いでいました。気軽に行ったアルバイトの面接であれだけの屈辱を受けるとは。思うにあの時、一言二言でも会話してもらってたり、受付だけでも応対がよければ、ここまで嫌な気分にはならなかったと思います。
そして面接は1人1人やろうと誓ったはずの私でしたが
やってません。私のいるような零細企業でも条件が良く人気のある職種になると応募者が殺到する時があります。一度、下記のような状態に陥ってから諦めました。
- 面接は1人に対して1時間取る。
- 空いてる時間の全てを面接に充てて、
- 終わったのが一か月後
大雨の日に、面接を予定してた5人全員がすっぽかしという事もあり挫けました。
そんな私の集団面接のやり方
3人までが意識を向けられる人数の限界。
あらかじめ用意したテンプレート通りに人を振り分ける感じの面接なら、もう少しいけると思いますが、ともかく私は3人が限度です。欲張ると誰一人良く分からないという結果になります。
なので、まず3人以下に絞る作業に入ります
① その場にいる全員に向けて共通の話題をふりリアクションを見る
こちらを見てない人、反応ない人、暗い人、無礼な人などを心の中で落とす。
② 残った人の履歴書を見る
転職歴が多そうな人などを心の中で落とす。感じが悪くなるので興味をなくした方の履歴書も30秒ぐらい見ているフリはする。
③残った人をゆっくり面接する
感じが悪くなるので興味を失くした方にも一言二言の声はかける。
こういう流れなので、応募者が多い時はホントに一瞬で不採用が決まってしまいます。
面接を受ける側としては、ここで自分のポジションを把握し適切な手を打たなければならない
自分は生きているのか、死んでいるのか
まだ選考対象として生き残っているのであれば、特に動く必要はありません。ヘタに動くと逆効果です。
しかし、すでに葬られている時
黙っていれば、二度と面接官の関心が向く事はなく不採用を待つだけの状況。多少のリスクを冒してアピールを試みなければなりません。
判断するポイント
これが人の気持ちなど一顧だにしないドライな面接官なら、ホントに一言も話しかけてこないので分かりやすいですが、私のように悪人になりきれずチラチラ話しかけてくるタイプの場合は判断が難しくなります。
履歴書を見てる時間の長さ
死に体の履歴書は、読んでいるフリにすぎない為、すぐ机に戻されます。
質問の内容
最も重要視する指標になります。まだ生きてる人への質問は、職歴や勤務時間など採用する側が重要視しそうなものになりますが、死んでいる人への質問は「あー、私も野球部だったんですよー、え?キャッチャー?僕、3塁コーチャー」など、ただ場を取り繕うだけの朗らか系雑談になりがちです。
視線
関心がない方はあまり見ませんね、やっぱり。
面接官の関心を取り戻す為の方法
やってはいけない事
大勢相手の面接の場合「あー、あの人、もうちょっと話しとけば良かった・・・」とかならないように面接官もけっこう必死です。なので、面接の進行を邪魔する、話の腰を折る、本命と話している時に割り込むなどの行為は危険です。時々、ずーーーっと話の中心にいたがるオバチャンなどは凄く迷惑します。
お勧めアクション(私が過去、最初は興味なかった人を見直すに至った言動)
笑顔を絶やさない、リアクションを大き目にとる
ほぼノーリスクで可能な唯一のアピール。笑顔と明るさを売ります。欠点は効果が薄い事。
誰かが応えられなかった質問に美しく答えきる
自然な流れでアピールしやすい。理路整然と物事を説明できる所を売り込みます。でも難しい。面接の最後に質問タイムが用意される事が多いですが、その時では遅いです。面接官はこれまで貴方の事を全く見てなかったので最後の最後に「お?」と思っても採用のしようがありません。
興味なかったBさん 「お尋ねのローソンでしたら猫屋橋を渡って二筋目の角を南に曲がり、そこから200mほど進んだところにあります。チャーハンランドというオレンジ色の目立つ建物が隣にありますので分かりやすいと思います」 |
話の切れ目に強引に質問を挟む
かなりリスクが高い行動ですが、座して死を待つよりは良いという手段です。話の流れに沿いつつ気が利いた内容でなければいけません。
以上です。大勢の中にいると埋没しがちな方はご検討ください。