ハローワークはブラック求人が多いって噂はウソ?ホント?

ハローワーク批判の理由は多々ありますが、下記はちょっと目に余った一例。

 

求人系のデマが流れる構図

 

HPに貼った広告で収入を得てる人々をアフィリエイターと呼びます。詳細は省きますが、彼らは他意がないように装いHPに来た者を広告に誘導します。

具体的にはハローワークの事を調べたい人達を「ハローワークお役立ち〇〇サイト!」というノリのものを作って集め、「でも、ハローワークは良くないので、こちらの転職サイトはいかがでしょうか」って段取り。

なんでアフィリエイターの皆さんが、仕事探しで一生懸命な人を相手に こんなに頑張っちゃうかというと求人案件は単価が高いからです。

 

ハローワーク批判でよく聞く理屈を順に検証。

求人掲載の基準が緩いからブラック企業が集まる

でもね、有名企業の有名求人誌だって審査らしい審査はありません。だって商売ですよ?いっぱい求人広告を集めないと売り上げあがらないんですよ?テレフォンアポインターのお姉さま方が、それはもう毎日毎日、必死で営業電話をして広告主を集めてるんですよ?それを審査でOUT!とか、ほぼないです。

ただし、これが在宅ワークになると急に厳しいですけどね。でも、それも一部企業の話。

求人広告会社の営業マンの仕事が酷いという話 

つまり 嘘

 

 

求人費が無料だから、お金がないブラック企業が集まる。

ブラックな会社=お金がないというヒモ付けも違う気がしますが、それはさておき、

広告代の相場をご存じでしょうか?新聞折り込み程度のそれなりの枠であれば2万円ほど。パートさんの一月分の人件費諸々を出せば、けっこう立派な広告を作ってくださいますよ。

これから人を雇おうとする企業が広告費がないって、それはないです。そこまで追い込まれた企業は、無料の求人を出すのではなく、求人しないです。どんどん人減らしをして最後は夫婦で経営なさってる会社も沢山ありますよね。

ただ、無料なのは企業側にとって嬉しい事であり「人数は足りてるけど、良い人がいたら採用しよう」というスタンスで出しっぱなしという技も使えます。採用側向けのマニュアル本には「有料求人と合わせてハローワークも利用しましょう」とか書いてあったりもします。

要は、無料という事で利用の幅が広く、良くも悪くも色々な求人が集まるというだけの事です。

ほぼ嘘

 

 

採用する気がないのに出しているブラック求人が多い

先述の「人数は足りてるけど、良い人がいたら採用したい」というスタンスで求人出しっぱなしの企業は実際に多いと思います。うちの会社もそうです。ただし、全く同じスタンスで定期的に有料の求人も出しますが。

確かに採用できなかった方々には無駄足を踏ませご迷惑をおかけする事も多いかと思いますが、これは、ハローワークの職員さんに過去の応募者数と採用者数を聞く事が出来ますので、応募するか回避するか自分の意志で選択できます。

ただ、私が思うに条件が良くて応募者が多く、定着率も高い多くの会社がこの形の求人をしていますので、思いきって応募してみるのも良いと思います。採用基準なんて特に小さな会社ではバラバラですから、ひょっこり受かる事もあるかもしれません。

ある意味、ホント

 

 

補助金が目当てでブラック企業が集まる

これは、確かに一部企業が悪用してるって話を聞きますね。やり方次第では、かなり利益が出るとも。まあ、心配だったら、そんな枠の求人は利用しなければいいだけです。

うちの会社は条件付きの人の中から選ぶよりも、大勢の中から少しでも良い人を採用したいので、この手の制度は使った事がありません。持論ですが人件費はケチると余計に損をすると思ってます。パートさんの場合だと、相場よりは高く、でも怪しい(高すぎると何かあるのではないかと勘繰られる)と思われない程度の時給を設定しています。

という事で一部ホント

 

 

以上、ネットで流れているハローワークの評判についてでした。