自己PRだからしかたありませんが、基本的に自分で言うと嘘臭いものです。
自己PRのコツ ①
マニュアルに載ってる見本を丸写ししない。論調も変える事。
面接官は、同じような自己PRを沢山見ているので信用しません。
自己PRのコツ ②
エリートぶらない事。
マニュアルに載っている見本は、見本だけに素晴らしい人物像すぎて嘘臭いのです。
自己PRのコツ ③
自己申告だけでなく、その証明も添えるように書く事。
例えば、「真面目です」ではなく、「真面目な人間が取るであろう過去の行動」を書くなど。
仕事系の自己PR
嘘や誇張だと思われなければ、確実に好印象を与えるアピールですが、ヘタに書くと墓穴を掘る。
「どう考え」「どう行動し」「どういう結果」を出したのか具体的に書ききるのが昨今の流行ですが、ガチガチに形式にこだわりすぎてしまうと、マニュアル臭くなってしまうので、とにかく、
本当の事っぽく書く
という点で頑張ってみてください。
ここに書いた内容は、面接官にとっては「応募者の能力、性質」を探る最重要ポイントであり、掘り下げて質問を受ける事が多く、嘘はすぐバレます。
また、私は、転職歴などを見抜くのに、会話の中で話を膨らませてもらってから整合性を見ます。(いやらしい話ですが)
実は、仮に100人ぐらい応募がある求人でも、面接官はそんなに高望みしていません。「いい子だな」と思われるだけで、ライバル10人ぐらいは蹴落とせます。
とにかく大事なのはリアリティー。
例文(こういう庶民的なネタで良い)
- ㈱ニャーゴスターでは、日頃のミスの少ない仕事ぶりが評価され、クレームが頻発していた商品の最終チェック係を任されました。その結果、クレームが半減し 会社より金一封を頂きました。
- 結婚が遅かったこともあり、In tha nyaago㈱で12年間勤務しておりました。一般事務としての入社でしたが、事業所全体の業務に関わる機会も増え、センター長不在の際は私が留守を預かっていました。
- ニャンバ亭では、私が作る親子丼が一番美味しいと評判で、お店のNO1メニューでした。
自己PRで示せるもの
- 結果を出すのに必要な能力がある事
- 結果を出そうとする意欲がある事
- 仕事に対する取り組み姿勢
- 継続して働く事ができる事
- それを任されるだけの信頼があった事
悪い例
30代主婦 「お客様を第一に!と心掛けてました」 |
30代主婦 「え?あ、ははは・・・」 |
実際にやってない事、意義を理解してない事を書くと このような結果になります。
部活動系の自己PR
昔からの定番アピール。部活で良い成績を残している人は書かないと損です。
部活動に熱心で真面目だった人でも 仕事ではそうとも限らないのですが、だからといって無意味ではありません。部活への取り込み姿勢は人間の多くの面を示します。
良い成績を残していた場合は、少なくとも「何をやっても無駄なマヌケではない」と思ってもらえるのですから。
また、私のような部活で必死こいてた人間は、一生懸命に部活してた人間が大好きです。これで採用という事はないですが、食いつきがいいです。
例文
- インターハイで〇位に入りました。
- 中学 高校の6年間〇〇していました。
自己PRで示せるもの
- その成績を残すのに必要な能力を持っている事
- その成績を残すのに必要な努力が出来る事
- 物事を継続できる事
特技、スキル、資格系の自己PR
僕が、自分のパターンを崩してまでイレギュラー採用してしまうのが、この種のPR。
それで結構失敗しているにも関わらず、またやってしまうという・・・
例文
- 百貨店で働いていた時に厳しく指導を受けました。接客、電話応対ならお任せください。
- Word・Excelは 文書作成から表計算、マクロも組めます。
自己PRで示せるもの
「やってました」では意味がありません。多くの人がそういうふうに書いてきて、実際は全く役に立たないレベルだったって事が度々あるからです。
特にWord・Excel。採用後、さっそく資料作成などを頼むとー
新人主婦 「すいませーん、独身時代は使ってたんですけど ほとんど覚えてませーん」 |
という事が 度々、度々あります。
「何が出来るのか」「何故出来るのか」という点を具体的に書いてください。ほんとに出来そうと いかに思わせるかが命です。
書くべきではない資格
- カラーコーディネーター、ネイリストなど 若い女子に人気で簡単に取れる資格(面接官によっては凄く嫌がる)
- 看護師など、他の職場で生かしたら?と思ってしまう立派な資格(そのうち転職すると思われる)
書くべき資格
- 応募先の会社で生かせそうな資格
- 応募先の会社で生かせそうにないけど、他の会社でも生かせそうになく、尚且つ取得が大変な資格(勤勉さを示せる上に転職されるリスクもない)
性格系の自己PR
例文
- 事務職の経験はありませんが、町内会の組長をしていた時に必要に迫られExcelを使っていました。
- 事務職で入社しましたが、繁忙期には現場を手伝っていました。体力には自信があります。
「私は責任感があります」と言われて、素直に信じる大人はいませんよね。
「前向きに取り組む性格で~~」「地道にコツコツとする作業が得意で~~」というPRも同様。
そこで、直接的な表現ではなく、行動から「責任感、コツコツ感」を推測させるPR手法がモフモフのオススメです。
例文1は 「Excelが使えます」と言いたいように見せかけての「組長をしていたアピール」です。
地域にもよるのでしょうが、私の住んでいる町内では、あまりにだらしない、不信感のある人間に組長は回ってきません。
例文2は 「体力アピール」に見せかけての「私は仕事を選り好みしませんアピール」です。
特に事務職の求人では「楽だから座っていられる事務がいい」という種類の応募者が多いので、こういうネタは喜ばれます。
趣味系の自己PR
例文
- ハンドメイドが趣味で子供の洋服などを自分で作っています。
- 一眼レフカメラが趣味です。作品を持参しましたので宜しければみてください。
自己で示せるもの
- それが好きである事
- それを趣味にする人間が持っているであろう特性
- 物事に対する取り組み姿勢
- 突き詰めた趣味であれば、突き詰められる性質である事
「地道にコツコツと作業をするのが好きな性格」と書くのではなく、「地味にコツコツが好きでなければ持ちようのない趣味」を他意のないふうに書くのが上級者。
作品を持ち込む場合は、クオリティーが低すぎると逆効果。
趣味に生きるタイプは、大抵の会社で嫌がられるので、今はボチボチしかやってないとしておく。
公約系の自己PR
会社で働くことになった場合、私は〇〇しますと約束しておくPR方法。
面接官が不安に思う点をカバー出来ますし、やる気も示せます。(ただし、無理なく守れる程度で)
例文
- 子供の病気や学校行事でご迷惑をかける事も多いと思いますが、特別な理由がない日は〇〇時までなら残業できます。
- 事務職は未経験ですが、足りない知識は空き時間に勉強する事で補っていくつもりです。
特に子供が小さいママさんは、これは出来ないけど、これは出来ますって事を書いておいた方が受かる確率はUPすると思います。
また、そういう事を書こうとする意識自体が良い印象です。
うちの会社は、育児しながらの働きやすさには どこにも負けない自信があるんですけど、それでも、急な休みなどを当然の権利であるかのように偉そうに言い始める方は腹が立ちます。
↓↓ 実際にあった逆ギレ事件
よく休むパート 「私が急に休んだらどうするんですか!もっと人を増やしてあげないと皆が可哀想です!」 |
私が採用した人なので自業自得ですが、自分が原因なのに会社が悪いみたいな論調にはビックリです。
こういう人達と自分は違いますという所をPRして頂くと、非常に有り難いです。
以上、押しつけがましくない自己PRの書き方でした。