実は、履歴書で最も重要なのが職歴欄。何故か?
まず、転職歴が多い人からハネられるからです。
特に 応募者多数の求人は、ここで大量に人が消えます。別にウケようと思って 大袈裟に言ってるわけではありません。
実際に転職歴〇回以下という採用基準を設けている会社は多いですし、私も回数を決めているわけではありませんが、どんなに優秀そうな人でも転職歴が多い人は採用しません。
このページでは、基本的な職歴欄の書き方と、面接官に職歴を印象良く見せるコツなどを書いていきたいと思います。
とりあえず、基本的な職歴欄の見本、例文
通常、職歴の記載方法は以下のように、入社と退社の年月日を記載し、在職中の場合は「現在に至る」と書いておけば最低限の要件は満たせます。
会社名は正式名称で略さず書きましょう。
× ニャンバ㈱
〇 ニャンバ株式会社
主婦には必須!採用される確率アップのポイント
結婚、出産による退職は、それが一目で分かるよう書いておく
パっとみた時の印象に雲泥の差が出ます。
女性の結婚や出産による退社、転職は減点対象にはなりにくいので、目立つように書いておかないと損なのです。
「え?そんな事、ちゃんと履歴書を隅々読めば分かるでしょ?」というのは甘い考えで、初見で興味を失った人の履歴書は ほぼ読まれないのが現実です。
結婚後、前に働いていた会社に再雇用された場合も目立つように書く
上の履歴書にある「In THE Nyaago」は、「ニャンバ株式会社」の系列企業であり、出産後に再雇用されたという設定です。
在職中の勤務評価が良かったからこそ、再雇用なんて事がありうるわけで これは絶対にアピールしておかないと大損なネタですが、目立つように しっかり書いておかないと、仮に第一印象が良くなかった場合など ちゃんと読んでもらえず気づかれない事も多いです。
結婚と出産の合間に派遣社員や短期のアルバイトをしてた場合は、隠さずアピール
基本的に仕事を短い間に転々というのは印象最悪ですが、出産の合間に迷惑がかからないように配慮された派遣社員や短期バイトは好印象になります。
若い主婦を採用している企業は、「採用した瞬間に妊娠」という人にふりまわされた経験が一度や二度、三度や四度はあります。
法律は、妊娠を理由に解雇する事を禁じています。
会社にとってみれば、仕事も全く出来ず、これから教えていかねばならないというのに、近々確実に長期離脱、荷物も持たせられず、気遣わねばならず、ただ給料を払わなければいけないという最悪の事態です。
こういう経験を何度もしてきた者にとって、「迷惑がかからないように派遣や短期バイトをしてました」という配慮は、すっごく印象が良いのです!
ただ、これも「ちゃんと目立つように」書かないと、すぐ辞める人と思われかねないので注意です。
よくある質問
職歴欄が足りない、書ききれないのですが
たまに紙を足して 長々と書いてこられる方もおられますが、残念ながら そこまで転職歴が多い時点で多くの企業の採用対象からは外れてしまいます。
入社日、退社日など面接官は貴方の職歴に何の興味も持ちませんので、職歴詐称にならないよう短くまとめて記載しても支障ありません。(これ以上最悪の評価にはならないので結果は同じ)
紙代が もったいないだけです。
「応募先の企業で役立ちそうな職歴は書いておいた方が得です」とアドバイスされる方もおられるようですが、中途半端な経験が 転職歴による減点を上回る事はありません。すぐ習得できるような知識や経験など むやみに長々書かない事をお勧めします。
職歴を隠すとバレる?
バレるというより、「隠していない」という確信が持てない限り 「隠している」という判断をします。性悪説という奴です。
例えば、子供が保育園に入園してから だいぶ月日がすぎて面接にこられた方は すでにどこか辞めてきたなと考えます。それについて記載も説明もない人間ならば 他にも隠している可能性が高いなと考えます。
すぐ辞めてしまう人を雇ってしまうと大損害ですから、企業も必死です。
聞かれて しどろもどろは厳禁
面接中主婦 「え?いや、その~、いい仕事ないかな~と探してて・・・」 |
って感じにならないよう、
冗談抜きで最も採否に関わる重要ポイントの一つなので 事前にシミュレーションしておきましょう。
以上、パートの履歴書、職歴欄の書き方でした。