面接に来た変な人達

逆面接女

彼女は、いきなり「ドガッ!」と座るなり挨拶もなく話し始めた。

 

ブラックな求職者 怒った様子の女性
「とりあえず、この会社の経営理念を聞かせてもらえますか?」
面接担当者モフジマ モフ嶋
(えー・・なんだっけ・・・ 社会貢献がどうこうだったような・・・)

結局、彼女が何をしたかったかというと、前の職場で風邪を引いて休んだら解雇になったらしく「ここの会社は社員を大事にするのか」という確認をしたかったそうです。そこから、会社なんて所詮は云々という長~~~い話になったので、途中で帰ってもらいました。

 

 

飛行機女

履歴書の住所を見てビックリ。なんとパートの面接に飛行機に乗って来たという。そしてー

 

ブラックな求職者 泣き叫ぶ女性
「採用してくれるというまで、ここを動きません!」
面接担当者モフジマ モフ嶋
「いや、うちの会社、そんな遠方から来ていただく価値はないですよ、ほんとに」

とある職種に対して間違った認識と憧れを持って来られた方なんですが、午前中に面接に来られて会社の営業が終わるまで応接室のドアの前に座り込まれました。ここまでする人は初めてだった事もあり、私も根負けして試用期間有りで採用する事にしました。

 

そして、次の日、電話が鳴りー

 

ブラックな求職者 サバサバした女性
「あー、やっぱ辞めます」
面接担当者モフジマ モフ嶋
「へ?」

もうね、人間不信になりそうでした・・

 

 

個人情報保護法に詳しい女

履歴書を見せて頂けますか?と言ったが最後ー

 

ブラックな求職者 キレた女性
「パートなのに履歴書が必要って変でしょ?そんなの聞いた事ないし、個人情報保護法違反じゃないですか!」
面接担当者モフジマ モフ嶋
(そこから議論しろというのか・・・)

なんか、当人やお友達が働いてるバイト先では履歴書なんて要らなかったそうです。机を叩いたり大声を出したりの暴れっぷりで、身の安全の為に応接室にダミーの監視カメラをつけようかと検討したぐらいです。

書類審査なしの面接は時々怖いです・・・

 

 

経験者な女

経験者という触れ込みで面接に来た女性。しかし、履歴書のどこを見ても、それらしき経験が見当たらずー

 

ブラックな求職者 満面の笑みな女性
「ここですよ、ここ。2週間しかいなかったんですけど経験者です!」
面接担当者モフジマ モフ嶋
(それ、アピールする事じゃなくて隠すべき事だろう・・・)

 

日頃から他人の気持ちを全く気にしないんでしょうね。けっこう可愛らしい子だった気がするので、それはそれで生きていけるのでしょう。

 

 

親切すぎるエリート女

パートで集団面接の最中、新卒の子がいる事に気づいた彼女は、面接の進行を遮り、丁寧なアドバイスを始めました。

 

ブラックな求職者 元大手銀行勤務の主婦
「せっかく〇〇大を出てるのに、もっとちゃんとした会社に就職しないともったいないですよ。チャンスがあるのは新卒の時だけなんだから。」
仕事探し中A子さん 新卒の子
「え?でも私、ウドンが作りたくて・・・」
ブラックな求職者 元大手銀行勤務の主婦
「ウドン屋なんて、いつでも転職して始められるじゃないですか。だいたいこんな所じゃ収入ある旦那様も見つからないし一生苦労しますよ。」

 

某有名銀行さんも、こんな人(でも美人)を採用しちゃうのかー、面接って難しいなと思いました。

 

 

悩み続ける女

通勤距離が微妙だったので通えそうですか?と確認したところー

 

ブラックな求職者 悩むパート希望者
「うーん、途中に坂があったので体力的に無理かも」
面接担当者モフジマ モフ嶋
「じゃあ、今回の応募は取り消しという事にしましょうか」
ブラックな求職者 悩むパート希望者
「やっぱり自転車はやめてバスにした方がいいですかね?」
面接担当者モフジマ モフ嶋
「結論が出たら また次回にでもご応募ください、という事で今日はそろそろ・・・」
ブラックな求職者 悩むパート希望者
「あ!実際に通ってみてから決めていいですか?」

 

なかなか帰ってくれないのでイライラしました。相手の時間をなんだと思っているのか。通ってみて決めるという発想は斬新。

 

 

以上、面接で出会った極端な人達でした。