パートとアルバイトの違い、区別

同じようで 会社側にとっては大きな違いを持つパートとアルバイト。このページでは、その周辺の情報を書いていきたいと思います。

 

パートとアルバイトの違い・目次

 

大手婦人服販売店でアルバイトしてた私の経験談

なんでアルバイトだけ賞与ないのか?

 

大勢のスタッフのうち、ほとんどがパートさんで アルバイトと呼ばれるのは私だけ。そんな店舗での話。

ずっと低迷の一途だった店の売り上げが ある時から急上昇し、スタッフ全員に金一封が出る事に。

しかし!

オシャレカフェのマスター 店長
「君はアルバイトだから出ないよ」
面接担当者モフジマ モフ嶋
「そ、そんなバカな・・・」

なんてセコイ会社だと思いませんか?

大勢アルバイトがいるなら経費節減も分かりますが、バイトは私1人ですよ?金一封といっても3000円ですよ?

まあ大手なんで、全社的にみれば結構な額になるのかもしれませんが、私が店長なら美味しいものを食べさせるとか何かしらのフォローはしますよ。

私がイマイチ役に立ってないアルバイトなら まだ分かりますよ。

自分でいうのも何ですが、売り上げUPの大きな原因は、一番ネックだった時間帯の集客方法を考えて実行した私ですよ?並びの家電量販店まで その手法を真似し始めたぐらいの威力だったわけですよ。

出せよ、3000円!

 

セクハラ&暴力をふるう偉そうな三十路バイヤーの存在

何故、アルバイトが私1人だったかというと、なんか横文字の〇〇統括バイヤーみたいなのがいて、男性アルバイトには本気の暴力をふるうし、女性アルバイトの体には触りまくるしで すぐ辞めさせてしまうのである。

自分でいうのも何ですが、仮に私が究極の無能だったとしても、そんな環境下で生存し、毎日段ボールにビチビチに詰まった重い商品を ほぼ一人で運び込んでる得難き人材なわけです。

3000円出さない神経が今でも分からない。

 

なんたらカウンセラーなんて雇って笑顔の練習なんてさせてる暇があったら、セクハラ社員を何とかすべき

人が定着しない会社で いくらスタッフの教育に力入れても何の意味もないだろう。

自分でいうのも何ですが、私は学生ながらに本社に現場の状況を訴え、改善を促すお手紙を送ったのである。

で、なんと、本社のなんとかって肩書の人がすぐ来てくれたのである。

そして、ありがたい一言。

高学歴のエリート 本社の人
「ちっ・・・バイトか」
面接担当者モフジマ モフ嶋
「!?」

 

さて、腹が立つ昔話はこのへんにしてー

 

アルバイトとパートの違い3つ

法律上のパート アルバイトの違い

法律的には同じ。フルタイムの対義語としてのパートタイムであり、労働時間の短い労働者の事を指す。

社会保険加入の有無も無関係。

 

社会規範上のパート アルバイトの違い

  • 一定以上の年齢の女性をパートと呼び、それ以外の時間給労働者をアルバイトと呼ぶ。
  • 女性の場合、既婚or子持ち=パート 独身&子供なし=アルバイト。特に20代の女性は、こんな感じで分けられる機会が多い
  • 月給制か時給制かで正社員と分けられる事が多い。
  • 責任の大小で分けたがるオバチャンは多い。「私はパートだから〇〇はしなくて良い」という やらない理由の正当性として使用されがち。

 

会社の都合上のパート アルバイトの違い

何かしらの目的の為に 別の呼び名を意図的に使う。先述の私の体験談などは「待遇の違いに正当性を持たせるため」である。

パート、アルバイトの他に準社員、契約社員、パートリーダーなど、必要に応じて分類が作られる。主な目的は

  • 指示系統の明確化
  • 待遇の違いによる不平等感の緩和、モチベーションの喚起、企業利益になる行動への動機付け
  • コスト削減の口実

など。

人は言葉に引っ張られる生き物なので正しい理屈などよりも、呼び名を分けた方が納得を得られる場合が多い。

 

↓↓ 例えば こういう人に効果的

ブラックな求職者 「同じパートで働いてる時間も同じなのに田中さんの方が時給が高いなんて贔屓じゃないですか!」
面接担当者モフジマ 「田中さんは 貴方が嫌がる業務を こなされてるではないですか」
ブラックな求職者 「でも、贔屓は贔屓です!」
面接担当者モフジマ 「パートという括りでは同じでも仕事内容が違うという事です」
ブラックな求職者 A子さん
「だ~~か~ら、贔屓は贔屓でしょ!!」

以下、無限にループ・・・

 

求人広告におけるパートさん募集!という表記とアルバイト募集!という表記の違い

採用したい人物像が違う可能性が出てきます。

先述した「社会規範としての違い」で書いていますが、パートとアルバイトが法律上で同じ意味だとしても 求人をかけている会社が「どちらでも良い」というわけではありません。

特に以下のような点でパートさんを期待しているのか、アルバイトを期待しているのか分かれます。

  • 若い人(アルバイト)
  • 長く務めてくれる人(パート)

とはいっても、人手不足の会社、教育コストもさほど必要のない職種など「どっちでも」という所も多い。気になる方は応募の際に聞いてみると良い。時間の無駄が省けます。

うちの会社の場合は、主婦希望の求人にフリーターの女の子が応募してくるパターンが多く、凄く申し訳ない気分になります。(他の職種などを紹介したりしますが、あまり採用に至る事はない)

 

会社側がアルバイトよりもパートさんを大事にしたがる理由

長い間務めてくれる可能性が高いからです。

いくら優秀でも学生アルバイトやフリーターが10年勤め続ける事は ほぼない。パートさんは普通にある。長期勤務が出来るという事は、教育コストをかける事も可能であるし、責任ある仕事や高度な仕事も受け持つ事が出来る。

故に 学生の下にパートさんを配置する会社は滅多にありませんが、その逆は多いです。

 

 

以上、パートとアルバイトの違いと、私の過去の恨みでした。