私の経験では間違えて書いてくる人は100人に1人ぐらい。だからヤバイ扶養家族数、配偶者の扶養義務の欄
え~!
こんなん分かんないですよ、ふつー
そう言われても、みんな間違わずにちゃんと書いてくるんだから、しょーがないじゃないですか
という事で、このページでは、細かい事まで言い出すと非常にややこしい扶養云々な話を パート主婦が履歴書を書く上で必要な情報だけに絞ってシンプルに説明していきたいと思います。
扶養とは?
言葉としての扶養の意味
自分では生活出来ない人への援助の事。
履歴書における扶養の意味
「税制上の扶養制度」と「社会保険上の扶養制度」で定められた援助の事。
税制上の扶養制度
要は 扶養されている人は、税金を まけてもらえるんにゃ
▼ 扶養の名称と種類
- 配偶者控除
- 配偶者特別控除
社会保険上の扶養制度
要は 扶養されてる人は、お金を払わずに医療保険を使えたり、将来、年金をもらう為に国に払うお金を払った事にしてもらえるんにゃ
▼ 扶養の名称と種類
- 健康保険の被扶養者
- 国民年金の第三号被保険者
ですので、履歴書に記入する扶養とは、上記の制度上で誰が誰の扶養として登録されているかという話であって、実際に援助してるとか、養ってるとかいう意味の扶養とは別の話です。
【家族構成別】履歴書の扶養家族数、配偶者お扶養義務などの記入例
一番多いパターン。旦那さんがちゃんと働いてる家庭の主婦の場合
▲ 分かりやすく赤字で書いてますが、実際は黒で記入してください
扶養家族数は0人 配偶者の扶養義務は「無」に〇
貴方も、子供も、寝たきりのお爺ちゃんも旦那さんが扶養しています。
ですから、貴方は誰も扶養していません。時々、扶養家族数に子供の人数を書く人がいますが間違いです。
配偶者の有無については、配偶者(結婚している相手)がいるかいないかだけの話です。
※ 旦那さんの収入が、貴方より少ない場合は、これとは違う記載となります
シングルマザー、母子家庭の場合
▲ 分かりやすく赤字で書いてますが、実際は黒で記入してください
扶養家族には子供の人数を。配偶者の扶養義務は未記入
配偶者がいない場合、配偶者の扶養義務は未記入が慣例です。
離婚後、実家に住んでいて親に扶養してもらってる方の場合
当然、扶養家族数は0人になります。
独身で子供もいない場合
▲ 分かりやすく赤字で書いてますが、実際は黒で記入してください
扶養家族数0人。配偶者の扶養義務は未記入
まあ、これは間違いようがないですが。
旦那さんが無職、または収入が自分よりも少ない場合
▲ 分かりやすく赤字で書いてますが、実際は黒で記入してください
扶養家族数は、子供の人数(配偶者を除くと書かれているので旦那さんは入れない)。配偶者の扶養義務は有に〇
旦那が専業主夫、あるいは病気、あるいはズボラで働かないなどの場合は、このパターンです。恥ずかしがる人が多いですが、別に珍しい話でもなく私的に何の感慨もないです。
まとめ
例外や細かい事を言い出すと、実はかなり情報量が多く、また、ちょくちょく法律も変わる扶養関連のルール。
今回は、履歴書を書くのに必要最低限な情報だけをまとめてみました。
扶養家族数が増えても会社側の金銭的負担は増えないから、この欄は採否に大きな影響はないよ
(特別に手当を支給している一部の会社を除く)
以上、履歴書の扶養家族数、配偶者扶養義務欄の書き方でした。