4月から働ける求人の採用事情

最近、春から働く予定の方の応募が多く忙しくしてます。

面接で皆さんが口にするのが「希望の保育園に入る為に早く仕事を決めたい」という事情です。

求職中の方より、在職中の方のほうが選考が有利になりますからね。

 

4月スタートの求人は募集する側も焦ってない分、採用基準も厳しめ

先日、同じ会社の方にこんな事を言われました。

パート事務員さん パートAさん
「誰も採用しないなら求人なんて出さないでください。大勢の人を不採用にして、なんでまだ求人出てるんですか?」
面接担当者モフジマ モフ嶋
「へ???」

よく話を聞いてみると、Aさんのお怒りは下記の思い込みが原因のようです。

 

① 求人は必ず誰かが採用されるものである

彼女に限らず、このように考える方は多いです。「今回の求人は何名募集なんですか?」と面接でよく聞かれますので。

確かに、世の中にはそういう求人が大半かもしれませんが、そうでない求人もフツーに沢山あります。

特に4月から勤務OKの人を半年以上前から出してるような会社の求人は、全く緊急性はありません。

また、話が長くなるので詳細は省きますが、ずーーっと先の方を採用するという事は、そうでない場合と比べてコストがかかります。

そこまでするという事は、少しでも良い人材を時間とお金をかけてでも採用したいからです。

4月から勤務OKという事は、募集側も4月までに採用できれば良いのです。

 

パートの求人で大勢不採用になるのはオカシイ。

パート事務員さん パートAさん
「でも、所詮パートでしょ?さっさと決めればいいじゃないですか」
面接担当者モフジマ モフ嶋
「パートの採用を手抜きする事が会社の利益に繋がるとは思えませんね」

↑ こういう人も多いです。

パートだから、パートぐらい、パート程度で云々という理屈で何かを正当化する方。

パートだろうが正社員だろうが派遣社員であろうが、働く人の質は、企業にとって最も重要な事の一つです。

パートだから採用活動は適当でいいなんて主張は、個人の価値観としては「ご勝手にどうぞ」ですが、人事の仕事としては完全に間違いです。

 

お友達が不採用になった

これが怒りの最も大きな原因のようですが、そう言われましても、うーん・・・

 

パートの面接時間は10分以内に終わらせるべきという謎の非難

そのお友達がいうに、面接時間が長かったから採用かと思ってたのに酷い!との事。

パート事務員さん パートAさん
「普通、パートの面接なんて10分以内ですよ。私が前に働いてた所もそうでした。どーせ不採用なら さっさと終わらせてあげてくださいよ」
面接担当者モフジマ モフ嶋
「10分でその人の何が分かるというんですか」

過去、パートで面接があるなんてオカシイ!と怒ってた方もおられましたが、そんな事いうなら、もう自分が考える面接の制限時間を超えたら勝手に帰って欲しい。

私は、第一印象がどんな人であれ、転職歴が凄く多い人であれ、わざわざ暑かったり寒かったりする中、会社まで来ていただいた以上、採用するという前提で面接させていただく事をポリシーとしています。

昔、ろくに会話もせず不採用にされて嫌な思いをした事が何度もあったからです。ですから、平均的な面接官に比べて面接時間は長めだと思います。

なので、少なくとも私の場合、

面接時間が長いから、話が弾んだからといって採用とは限りません。

部下の解説によると、むしろ面接時間が短い方が採用の場合が多いそうです。

 

4月からの求人事情 まとめ

求人側も高望みしがちで、採用確率は低めになりがち。

少しでも早い目に就職活動を始めて、たくさん数をこなしましょう。早い人だと、まだ出産前なのに面接に来られている方もおられますよ。

※ 以上、ほとんど私の愚痴記事でした・・・