何故?どうして?と深く考えすぎて失敗している方々は多い
パートが決まらず嘆いてる方の話を聞いていると、大事な点が おざなりで、面接官が気にしてもいないような所で一生懸命になっている様を見ます。
実は 多くのパート選考は 数か所さえ抑えておけば、それで勝負は決まる
数十人以上の応募者がある人気求人でも、「あーだからダメ」「こ~だからダメ」と採用の基準をいっぱい作ってしまうと 結局は 誰も採用できなくなります。(初心者面接官が時々陥ります)
このページで私が挙げる3つの選考基準だけでも、数十人のうち、2~3人残れば求人としては成功の部類。ですので、
これ以上の細々した理想は問えない
のが大半の採用現場の現実です。(大人気オシャレカフェとか雑貨屋さんは除きます)
私の採用基準3つ
1.続きそうか
最も重要な選考基準ですね。続かない人の能力に何の意味がありますか?まずココ。これあっての他の要素です。
例外として私の場合、その人が持つ個性、特性が3か月以内に結果を出せそうな場合は採用する場合もあります。でも、こういう発想で採用すると3か月すら持たなかったりしますけど・・・
どこで見るか?
一つの職場で何年以上働いてれば良いとか、転職回数が何回以下なら良いとか、転職理由が何なら良いとか、
そういう見方で対策が語られがちですが、結局はトータルで見て、自社で続きそうか判断します。
雇う側の立場になって想像してもらうと すぐ分かる
と思いますが、
3年以上働いてるから、続くだろうなんて予測をしますか?
外れますよ、その予測。1社目が3年なら、次はもっと短い場合が多いですよ。
転職回数が2回以下だから 3回目はないと思いますか?
2度ある事は3度あるという ことわざは伊達ではありませんよ。
おばあちゃんの介護で退職されたという報告を真に受けますか?
9割が偽報の計。孔明の罠ですよ。
「やりがいを求めて」なんていう人の 「やりがい」って何ですか?
その「やりがい」を自社で提供できますか?「やりがい」という言葉を連呼する人の 「やりがいハードル」は高く、移ろいやすいですよ。
結局、人の性質は、過去の行動パターンから見るのが一番正解率が高いので、今更言われてもどうしようもない職歴部分が最重要ファクターとなります。(小細工がききにくいからこそ信頼できる情報であるとも言えます)
志望動機にしても同じ
志望動機は続くか続かないかを見極める上で重要な部分です。しかし、これも相手の言っている事の真偽は過去の行動パターンと照らして測ります。
例えば「モノ作りが好きなんです」と仰られても、過去の職歴が接客ばかりだったら信憑性に欠けますよね。フツー、そんなに好きならやってますから。
2.とろくないか
喋り方が、とろ~んとしている人で仕事がキビキビしてる人をご存じですか?私はご存じではありません。
面接時での受け答えが的を得ていないのに、仕事が出来る人っていますか?確率はかなり低いです。
どこで見るか?
中途採用の場合、これまで、やってきた仕事についての説明を求めるだけで、9割方の能力は分かります。どういう仕事を何を考え行っていたかという答えは、その業務に対する理解度そのもの。
続く続かないを見極める能力には、あまり自信がない私ですが、これについては的中率高いです。
3.見た目が良いか
美人とかカワイイとかいう意味ではありません。むしろ、受付や外回りのように美人という外見的要素がプラスに働く職種でない限り 美人すぎる人は避けます。
明るいか、清潔感あるか、総じて印象が良いかです。
容姿で人を選ぶというと非難される方も多いですが、自分自身が会社を選ぶ時に 感じの好さそうな人が多い明るい職場か、暗くて不満だらけそうな人だらけの職場か、どちらを希望するかを考えれば他人事のように非難は出来ないでしょう。
以上、3つの選考基準を上げましたが、上記の点全てで満点な人など、滅多にいないのです。
1で、8割方OUTになります。1あっての2と3です。
つまり、意識の持ち方としては、1を何が何でもクリアーして「続きそう」という印象を持たせるようにし、2か3でプラスαの売り込みをする感じですね。
くれぐれも入室の際にドアを美しく締めようとか、川のせせらぎが聞こえそうな華麗な言い回しをしようとかでエネルギーを浪費しませんように。
以上、私が面接する時のパートさんの判断基準でした。